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姫路 ソウルキャリバーブログ

18/09/30 兵庫県姫路市のアーケード版ソウルキャリバー関連情報を扱うサイトSC姫路MLが終了したため移設先としてブログ開設しました。 SC関連以外の徒然なるままに読書感想やナムコ情報、アニメの話題なども上げていきます。 完全に個人のてきとーブログです。

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穴掘り公爵

穴堀り公爵読了。これはなんともはや…。
日記による主観と周りの人物の客観で出来ている作品で、老いて衰えていく恐怖と精神的に段々狂っていくのがつぶさに分かる。ブラックユーモア系のなんとも言えない後半の展開は確かに面白かった。ジャンルは何になる本なんだろう?
これは困るな…。あと、これはかなり人を選ぶ、オススメはしない感じ。文章力の高さは凄いと思いますが。
 

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シルマリルの物語

シルマリルの物語は指輪物語の世界の神話からエルフ、人間の時代の悪との戦いを描いた物語でした。終わりなき物語は関連、追記を束ねた本。共に上下巻。多いな!

これに載ってる種族の出自が細部は違えど他のファンタジーにも適用されてるんだろうか。
一番驚いたのがオーク(豚人間)がエルフから生まれたこと。確かにイラストでは耳が尖ってる。なんということ。気づかなかった。
次にドワーフ。苦難の時代に作られたから頑健、頑固、職人気質なんだとか。
岩場や山に住むのは主神がエルフが世界に降りる前に、側神が作ったからエルフより先に外に出すことはならん。ということで山の中に洞窟を掘って暮らしててそのまま居着いたとか。
生まれて早い年代ではエルフも現代よりはっちゃけてて戦争するわ、怒りに任せてエライことやってしまうわで大変。現代では死なない者たちなので悲しみや罪などの記憶が薄れず、さらに重ねてきた経験などから落ち着いているっつーのも納得。
説得力が高すぎる。人間の想像力って奥深いわ…。そして物語に触れずに感想を終わる(笑)

しかしながら、こういうファンタジーでは言葉による約束や誓約なんかが物凄く大事にされてるよね。魔法に近い位の拘束力がある。
現代の自分の周りでもこれくらい約束やら言葉を大事にしてくれてたなら自分もこんな嫌な目にあってないのになと。簡単に前言を覆す人が多すぎる。許すけど、自分は大事な約束は絶対守ると心掛けてるだけに萎えるのは萎える…。
約束したやん!って責めるのも男としては狭量かなと思って責めたことがないですわ…。
現実と空想を一緒にすんな?はい、ごもっとも。

追記:ガンダルフの正体が分かってすっきりww

 

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指輪物語

指輪物語読了。どこまで盛り沢山なんだ!後のファンタジーのほぼ全ての種族を網羅してるんだな。かなりの大風呂敷広げた話なのに最後までしっかり纏まってる。ここまでかっちりしてるとは知らなんだ。

ホビット可愛いよホビット…なのは全編通じて。
30代から50代の少年にしか見えない小人たちがキャッキャとお風呂なシーンもあるよ!←女性なし。

そして巨大生物バトルやらスプラッタシーンもあるよ。
只の木が、敵一万人の気がつかないうちにいつの間にか周りから視界遮断するほどに包囲し、触手も足も無いのに一方的に肉を磨り潰したり、引き裂いたり、穴に埋めたり。耳をすますとそういう仕事をしてる音がする。とかヤバいって。戦った跡すら残って無いが地面の下はどうだろう?みたいなことも言ってるしな(汗)

生きていた悪人を木が何代にも渡る位、気長に見張るとかこええ。植物怖すぎ。
あと、主役側が死者の群れを味方につけて敵対勢力と戦争したりとかも珍しいかもなー。

種族間の差や考え方などの書き分けも秀逸で、中でも一番好きなのはドワーフとエルフの友情のやり取りでした。

戦争が終わったら二人で自分の種族のもっとも美しい景色を見せ合う旅に出ようと約束し、ドワーフの洞窟の感想は、
「ドワーフの言葉以上の表現は出来ないから語らない。」
と無表情に言って、続けて
「エルフの景色を見せて巻き返しをするよ。」
と。クールな雰囲気なのに確実に感動したのが伝わってくる。その後、またドワーフと仲良く自分の故郷に旅に出る。うはっ!そんなシュチュエーション、身悶える位暖かくなるわー。

なんかこんなんやたら多い作品だった。映画いつか見るのが楽しみ過ぎる。

巻末に設定資料やら歴史文献やらが大量(一冊の1/3位)に付いてるんだがかなり細かいな。向こうのファンタジーはこれだけの裏打ちして書き込むからやたら濃厚なのかねぇ?

そしてホビットがなぜD&Dなんかで採用されてないかも理解した。気楽に冒険の旅に出る種族とはちょっと違うんだなと。ケンダー位、飄々としてて盗人みたいなで無い限り、世界中に大量に分布してたらリアリティに欠けるもんね。しばらくは余韻に浸るだろうなぁ。それくらい楽しかった~。
あとは資料の読破を試みるか否か…。多すぎる(笑)
 

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中国怪談集【他】

えっと、図書館で借りた本なのですが、中国についてはあまりない。
古典でよくある幽霊美女に精気を吸われたり、鐘作成の生贄、不思議な陶器の生贄など有名どころをまとめた感じ。中国だからオチはない。教訓はない。それは普通の中国の伝説と同じ。そして本書の1/4位しかない。

あとはなんかしらんヨーロッパとアラビアの探訪と美女について。踊り子の女の子の男性のあしらい方とか。…他が強すぎます。

なんだこれは。最初つまらなかったがだんだん面白くなる。紙面が短いので妄想を継ぎ足して楽しんでもらいますが。みたいなことが書いてあるし。作者がお茶目すぎる。

なんか一番印象に残ったのがアラビア人の美女の表現についてでした。ヨーロッパ他が過去の事柄や文化的なところから引き出してるのに対して、砂と空と自国しかボキャがないので特異的な表現の研ぎ澄まされ方をしてて驚きます。
駱駝とか葡萄の木とかおよそ想像がつかないシロモノで見事に表現されてたりする。個々のパーツは意味分からん。ダチョウの卵で女性の肌を表現ですよ。ああ、わからねえ。

あと、部位フェチがたくさん居たのか、顎、唇あたりのえくぼ、鼻の下、鎖骨と鎖骨の間のくぼみ、手首のあたりのくぼみなどにいちいち名称があったり、遠景は美しいが近くで見るとそんなに…。みたいな美人を評価する単語があったり。不思議すぎるだろ。

ああ、アラビアってこんなんなのに日本のが変態力が高いとか言われるのはなぜだろう。

というか、中国の怪談読んでたはずなのになんでこんなへんなアラビアやら、植民地で特殊に出来上がった世界にまれに見る美女生産してたクリオール人の知識とか、酒場女の男の遠ざけ方とかいう知識が増えたのか全くの謎ですわ…。

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