ローズマリサトクリフのアーサー王と円卓の騎士を読了した。
読み始めるまではローマや地中海、古代中国、戦国時代、近代日本、欧系の軍記ものみたいな感じと想像してたが、これほぼ水滸伝やん。舞台や展開はそら違うけど、個人個人が探索(冒険)に出かけて変な騎士と戦って死んだり円卓の騎士に誘ったり。怪しい魔女や毒婦と戦ったり。魔術師マーリンも呉用先生と変わらねぇ。
マーリンはあそこまで鬼畜にはなってないが。呉用先生はマジ鬼畜。策略の為なら斧で子供真っ二つにして川に流すとかあるもんな…。
さすがに最初のファンタジー小説だけあってご都合主義とか満載だが、思ったより唐突感は少ない。エクスカリバーの元ネタ見た感想はやっぱ鞘が本命だろこれ。だった。某作品で鞘で勝負が決まる!ってあれはそのままのネタだったんだなと。
物語の一番の見物はものごっついツンデレと罵られてパワー出る騎士のセットが居ること!だが結婚するのはその姉と(笑)
それにしても女性がやたら強い物語だ。手段を選ばない。肉食系すぎる。あと乙女って言葉が若い女位の意味で使われてるのが気になった。レディの直訳なのかもだが、子供が居ようが乙女とかスゲェわ…。
しかし、こんなあからさまな小説を【みんな小説と知りつつ】歴史に組み込んでしまうイギリスのお茶目さは凄いなぁ。流石幽霊に戸籍のある国。(ヘタリアより抜粋ww)
イギリス人に聞いても、あれは嘘だが夢があって楽しいだろ?位の感覚なんだろう。余裕が凄まじい。えらい違うね。どこと比べてるかはあえて言わないけども。イヤハヤ続編が楽しみだわ。借りてこないと~。