屍鬼原作読了。上巻は風土と人物紹介に殆どを割いてて丸々プロローグという雰囲気だった。こういう綿密な下準備する作品は好きだ。
下巻は屍鬼側視点、人間側視点両方から描かれてます。屍鬼側視点は頭の中でジャンル的に被る彼岸島キャラになる(笑)いつ丸太や師匠が出てきても、なるほどってなりそうな。そして篤って名前みて軽く小躍り。性格は全く違うが。
真実が明らかになるにつれ、急に話に疾走感が増す。結末は、驚くほどベタで安定し過ぎ。逆にえっ?ってなったわ。これは読者の要望してしまうのに従ったんだろうね。
他への救いは余りない。双方被害は自分の予想よりも大きかったが、まぁ想定内だった。こういうホラーにありがちな古くからあるテンプレに忠実という感じか。
しかしなんだ、あれだけ下準備してキャラクター掘り下げたのにその回収はあまりないのな。ほとんど居なくなったのは確かだけどもその点では少し物足りないかな。
ページ数の割には話は非常にコンパクト。きちんとまとめて閉じてある世界観は手頃な箱庭感が味わえます。そこそこ佳作なんじゃないかな…。
漫画は原作と違うらしいけどどこまで違うか興味はあるね。ちょっと検索してみたがネコミミ男ってなんだよ(汗
ガチショタの中年は居たけども、そんな容姿系の変態は原作には居なかったぞ?